ZALMANの2D/3Dモニタ、ZM-M220Wを購入すると、TriDef 3-D Experience(以下3DE)が20%オフで購入できる。本キャンペーンは終了しました。
そこで、今回は、3DEの体験版を使って、市販のDVDを擬似3Dに変換するという機能について検証してみた。本記事は2009年7月のものです。
3DEは、ゲームやムービーなどを、立体視できるデータとして出力するアプリケーションで、 たとえ3D表示に対応していないゲームであっても、それぞれのゲームに最適化されたプロファイルを ダウンロードすることで3D表示にしたり、市販のDVD(もちろん3D対応ではない)タイトルでさえ、 独自の3Dオートフォーカステクノロジーを用いて、擬似3Dとして表示することができる。 開発元の米DDD社のサイトでは、14日間の無償体験版がダウンロードできるので、導入手順を解説しよう。
DDD社のサイトは、当然ながらすべて英語で書かれており、体験版のダウンロードにも敷居を高く感じてしまうかもしれないが、 以下の手順で進めれば問題なくインストールできるので参考にしてほしい。
まずは、以下のURLをクリックしてTriDefのダウンロードサイトにアクセスしよう。
http://www.tridef.com/download/TriDef-3-D-Experience-4.0.2.html
この中から「TriDef 3-D Experience 4.0.2」を右クリックし、「名前をつけてリンク先を保存」を選択し、
デスクトップに保存する。(バージョンは2009年6月26日現在)
デスクトップに保存されたZIPファイルを解凍すると、インストーラーがあるので起動する。
規約に同意できれば[Agree]を押し、あとは画面に沿って進めていく。このあたりはよくあるインストール画面なので、
特に迷うことはないだろう。
インストールが終了すると、その旨を告げるダイアログが表示されるので、
「Run TriDef Display Setup」にチェックを入れて終了しよう。
終了すると同時に、セットアップ画面が表示されるが、もし、使用中のモニタが3Dモニタでない場合、
次のようなメッセージが表示される。
いきなり英語のメッセージが表示されても恐がらなくていい。
これは、「3Dモニタを検出できなかったのでTriDefコントロールパネルで手動で選択してください」、という意味。
3Dモニタであっても、このメッセージが表示された場合は、いったん[OK]ボタンをクリックすれば、
コントロール画面が表示される。
[Manufacturer]から(Standard display types)を選択し、[Model]からLine Interlacedを選択したのち、
[OK]ボタンをクリックすれば設定は完了だ。
3DEが起動すると、ロゴアニメーションが表示された後、次のようなメニュー画面が表示される。 ここから先は既に立体視表示になっているので、通常のモニタでは画面がブレて表示されている。 ZM-M220Wで立体視をする際は、この時点で専用の偏光グラスを装着しておこう。 メニューボタンが浮き出て表示されているのが確認できるはずだ。
3DEを起動すると、毎回表示されるメニュー。ブレて表示されていない箇所は手前にあるように感じる。
以前、ZM-M190についてもレポートをしたときにも書いたのだが、立体モニタを利用しての立体感とは、
映し出されたものがモニタを飛び出してくる、というよりは、モニタの中に別の空間が広がっている、
という表現の方が近い。
このメニューについても、モニターの中に、メニューが浮かんでいる、という感覚なのだ。
ここで、メニューから、DVDを擬似立体視で視聴するために、[View movies and photos in 3-D] ボタンをクリックする。「TriDef Software Activation」ウィンドウが表示され、アクティベーションコードの 入力を促されるが、ここは3段目の14日間トライアルを選んで[Continue]ボタンをクリックすると問題なく試用できる。
14日間のトライアル版として起動するために[Continue]ボタンをクリックする。 購入後、アクティベーションコードを入力すれば、表示されなくなる。
アクティベーション画面が閉じると次に映像、または画像のファイルはどこにあるのかを指定する ファイルダイアログが表示されるが、DVDの場合は[Esc]キーを押していったんダイアログを閉じる。 すると、次のようなメッセージが表示される。
画面が黒くなり、メッセージが表示される。あわてず[F4]キーを押そう
早い話、ファイルが見つからないので、ファイルをもう一度探す場合は[F3]キーを、DVDを再生するなら
[F4]キーを押してくれ、というわけだ。
今回はDVD映像の鑑賞が目的なので、パソコンのドライブを開いて、DVDをセットする。
マウント完了後、[F4]キーを押すと、DVDビデオの再生が始まる。再生が始まると、既に立体表示になっている。
厳密に言うと、擬似立体表示だ。どういう仕組みで奥行き情報を得ているのかは分からないが、
どの程度、的確に立体感を出せているのかが気になるところだ。
そのあたりに気をつけながら、映像を確認してみた。
今回は、少し古いが、手元にあった『スパイダーマン2』を試してみた。もちろん、一般の家庭用テレビで 鑑賞するための、ごくごく普通のDVDで、立体視用にアレンジされたものではない。
スパイダーマンといえば、アクションシーンが満載で、動きの早さや迫力のある映像が売りのひとつ。 それらを擬似立体視することで、どのように見えるのか、検証してみよう。
一番奥行きを感じやすい、人物の顔のアップの会話シーン。通常は、カメラは人物にピントが合い、
人物と背景との間には距離があるので、背景はぼんやりとぼけた状態になっている。
これが、立体視で観ると、確かに人物と背景の間に距離を感じることができた。その他、
人物が前後に重なるようなシーンでは、通常で観るよりもはるかに奥行きを感じることができた。
画面手前の男性と、奥の主人公では、ブレの量が違うのが分かる。
ブレの量が、立体視の効果の違いにつながる。
下に表示されているのは、画面下部にマウスを移動させると表示されるコントローラー。
視聴中、立体感が乏しかったり、あるいは逆に立体表現がきつすぎて見づらい場合などは、 画面最下部にマウスカーソルを移動させると、コントローラーが表示される。 コントローラーには、再生・停止・チャプター移動などのDVD制御の基本ボタンのほか、 3D表示のオン/オフ、3D表示時における立体表現の強さの調整スライダが配置されており、 リアルタイムで効果を確認しながら調整することができる。
また、偏光メガネをはずした状態で観ていると、同じ字幕が表示されていても、カメラアングルが 切り替わると文字のズレ量、すなわち、立体としての見え方も刻々と変化していることに気づく。 おそらく、映像を独自に解析してその情報を元にリアルタイムで擬似立体視の処理をしているのだと思われる。
同じ字幕でも映像全体のバランスによって立体視の処理が変わるため、シーンによっては多少読みづらい場合も。 そんなときは、吹き替え版で鑑賞することをおススメする。
肝心のアクションシーンなど動きが早いシーンではどうか。これについては、映像がCGによる合成だからなのか、 CGを使用していないシーンと比べると、若干立体感に欠ける印象がある。いくつかのシーンでそれを実感した。
映像の種類によって、立体視がしやすいシーンとそうでないシーンがあるようだ。 とはいえ、ごく普通の映像を、擬似とはいえ、ここまで立体視に対応させることができるとは、 正直思っていなかったので、驚きだ。一度観たDVDでも、また違った楽しみ方ができるので、 Zalmanの3Dモニタをお持ちの方は、ぜひ一度、体験版をダウンロードして試してみてほしい。
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